線形状を反映 (ver.1.1.0.0 -)

「開いた線形状」または「閉じた線形状」をレンダリングに反映します。
curve_00.png
DOKI for Shade3Dでレンダリングすると以下のようになりました。
curve_01.jpg

線形状の要素

線形状には、「ライン情報」と「マテリアル」を指定できます。

ライン情報

「開いた線形状」または「閉じた線形状」をブラウザで選択、またはパートをブラウザで選択し、
ブラウザの「情報」から「線形状 (DOKI)」を選択します。
パートにライン情報を割り当てた場合は、子の線形状すべてに同じライン情報が反映されます。
複数選択してまとめて更新可能です。
curve_10.png
ライン情報がついた箇所では [DOKI : Curve] のラベルが表示されます。

curve_02.png
「ライン情報」ダイアログボックスでラインのパラメータを指定します。

「形状化」チェックボックスがOffの場合は、ラインはレンダリングに反映されません。デフォルトはOffです。
「半径」はラインの円柱の半径(単位 mm)です。
「色」はラインの色です。
なお、「色」はレンダリング時にマテリアルの色と乗算されます。

「終点」チェックボックスをOnにすると、ラインの終点に向けて「半径」または「色」を変えることができます。
以下は「終点」チェックボックスがOffの場合です。ラインの始点と終点は同じ半径、同じ色です。
curve_03.jpg
「終点」チェックボックスがOnにし、終点の半径を10(mm)に変更しました。
curve_04.jpg
「終点」の色を青に変更しました。
curve_05.jpg

「線の種類」は破線を指定する場合の種類を選択します。
「線の種類」を「普通」とした場合は実線のデフォルト表示です。
curve_06.jpg
「点線」「破線」「長破線」「一点鎖線」を選択できます。
curve_07.jpg
「1セグメントの長さ」はラインの指定の距離分で破線表現の1パターンを指定します。
以下のパターンが1セグメント分です。白い部分が表示箇所です。

線の種類 1セグメント
点線 ■□■□■□■□■□■□
破線 ■■□□■■□□■■□□
長破線 ■□□□■□□□■□□□
一点鎖線 ■□■□□□■□■□□□

この値が小さくなると、破線は密になります。
制限事項として、破線表現はマテリアルが「Shade3D」「PBRマテリアル」の場合にのみ使用できます。
「ガラス (Glass)」「発光(Luminous)」時は破線表現は使用できません。

なお、このラインは一般的なポリゴンメッシュなどの形状と同じように影が落ち、マテリアルも反映されます。

ライン情報を割り当てた「開いた線形状」「閉じた線形状」「パート」をブラウザで選択した状態で「ライン情報」ダイアログボックスの「属性削除」ボタンを押すと、
ライン情報が削除されます。

マテリアル

線形状には、形状に割り当てるマテリアルと同じものを割り当てることができます。
curve_11.png
なお、線形状にマテリアルを割り当てる場合は以下のような制限があります。

  • テクスチャマッピングを使用できません。
  • 「ガラス (Glass)」「発光(Luminous)」時は破線表現は使用できません。

ラインで折れ線を表現する場合

ラインが太くない場合はほとんど目立たないですが、
「線形状」配置時に折れ線のようにベジェ曲線のハンドルを指定しない場合、ラインの半径が大きい場合に角部分が途切れた表現になる場合があります。
curve_08.jpg
これは、ライン描画をOSPRayに渡す際に「ベジェ曲線」としているために起きる現象です。
角部分で曲線要素をわずかに入れることで改善できます。
以下は、角の両端に新しいコントロールポイントを追加し、角のコントロールポイントでわずかにハンドルを伸ばしました。
curve_09.jpg